2008

動物園・水族館にて、動物達の写真を撮り始めました。
20歳の誕生日に、動物の写真が載っている本を手にしたことがきっかけです。

どこか、わたし達に似ている。
彼らと同じように命を持つわたし達が
わたし達と同じように命のある彼らが 愛おしい。
撮っているうちに、こんな想いを抱くようになりました。

幼少期、わたしは人間が嫌いで、動物に憧れていました。
成長する中で人間嫌いはなおっていきましたが、
彼らと近い距離で向き合わなければ、
人間を愛おしいとは思えなかったかもしれません。

動物達を愛することが、わたし達自身をも愛することになる。
愛することからきっと、その存在のための思考や行動が生まれる。
動物達のことも わたし達のことも 多くの方々に愛してもらいたい
“動物と人間との距離を縮めたい”

2009

そんな想いで水族館にて撮った作品が、
日本写真家協会(JPS)の公募展で優秀賞をいただきました。
東京都写真美術館などで作品を展示することができました。

しかし、わたしは満足できませんでした。
美術館ではなく、もっと作品に合う空間で展示したい。
合う空間で展示することが、距離を縮めるために良いのではないか。

この作品に合う空間は、どんな空間だろう。
頭に浮かんだのは、撮影場所であるサンシャイン国際水族館の館内でした。

2010

館長様宛にお願いの手紙を書き、展示を実現させていただきました。
展示をしてみて、そこが最も合う空間だと感じることができました。

しかし、わたしはまたもや満足できませんでした。
もっと良い方法があるのではないか。
写真ではない表現方法も、考えてみよう。

動物園・水族館には併設のグッズショップがあります。
そこに魅力的な動物グッズをおき、お土産として持ち帰っていただくことの方が、
より良いのではないだろうか。
ショップに置けるわけではないとしても、日常的に使える動物グッズをつくり、
手にとっていただくことの方がより良いのではないだろうか。

2011

やってみなければわからない。
グッズをつくろう。

動物園・水族館で撮った動物の写真を加工し、
デザインとして使用することにしました。
撮影場所の動物園の名前と、動物の名前を、
手にとって下さる方々にわかるようにしたいと考えました。

直に動物と触れ合える場である
動物園・水族館を応援したいという気持ちもありますし、
より親近感を抱いていただけるのではないかとも考えたからです。
そこで、一部の動物園・水族館にお手紙を書き、承諾を得ました。

世の中には、動物園・水族館に対しての否定的な意見もあります。
例えば動物を見世物にしているという意見。
わたしにもわからないわけではありません。
そのため、考えずに肯定して進むことはできませんでした。
肯定するにしても、否定するにしても、向き合わなくてはと思いました。

2012

ウィーンにあるシェーンブルン動物園へ飛び立ちました。
1752年にフランツ1世に公開された、世界最古の動物園だと言われています。
かつては動物が見世物にされていたであろう動物園の、今を見たいと思いました。

寄付のボックスが沢山設けられていたこと
動物達が生き生きしていたこと
子供も大人も、笑顔で楽しんでいる印象を受けたこと
以上のことから、わたしはこのまま肯定して進むことを決意しました。

帰国後、ブランド名を決めました。
“動物と人間との距離を縮めたい”
"0に近付けたい"
このずっと変わらない想いを込めた、 0.00 の誕生です。

距離が0に近くなった先に、何があるのか。
今よりも愛に満ちた明るい世界が、そこにあると信じています。